鎌大師堂 



 平安の昔、弘法大師さまが四国巡行のみぎり、草を刈りつつ泣く童子を見
、わけを聞くと「疫病が流行し姉が死に弟も患っており、一家死滅するのではな
いかと心配で」と言う。
 大師さまはこれを憐れみ、童子が持っていた鎌で木片に自分の像を刻み、これを
祈願するようにと言い残し立ち去った。

 童子がその言葉どおりにすると、病人は快癒し、地方の悪病も消滅した。その像
を本尊として堂を建て、「御自作鎌大師」と称したというのがその伝説であり、由来
である。